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2016年7月24日日曜日

第109回 滋賀支部定例会 活動報告

昨日は整形外科リハビリテーション学会滋賀支部の定例会が行われました。

多くの先生方に参加していただき、盛会のうちに終えることができました。

内容は膝シリーズ第2弾ということで『屈曲制限』について外側組織由来、前面組織由来に分けて講義させてもらいました。

外側組織由来の屈曲制限は城北整形外科クリニックの三倉が担当しました。
外側に存在する組織の形態や位置関係を理解した上での評価、触診を用いての評価、アプローチ方法など健常人の左右差を見つけて、これを改善させるところまでしっかり実技を行いました。

前方組織由来の屈曲制限はひぐち整形外科クリニックの奥山智啓先生にご講義いただきました。
理学療法士として運動療法を行っていく上での『設計図』についての話や、PFPなどの脂肪組織の動態をエコー動画を用いて詳細に行ってもらいました。


城北整形外科クリニック 三倉一輝

ひぐち整形外科クリニック 奥山智啓先生

外側組織についての講義では、股関節の肢位変化による判別方法や、Q-angleを用いた下腿外旋角度の評価などを行い、参加された先生方は、健常人から左右差を見つける作業を丁寧に行っていました。

前方組織についての講義では、膝蓋骨の位置評価や、大腿四頭筋の筋腱移行部の触診などを行い、さらに中間広筋やPFPなどの評価、治療まで丁寧に行っていただきました。








参加された先生方、お疲れ様でした。

来月は、8月27日(土)です。

内容は
股関節、前腕、膝の3つを予定しています。

お誘い合わせの上、是非参加してください。


投稿者:三倉一輝





2016年7月12日火曜日

整形外科リハビリテーション学会 滋賀支部 第109回 定例会


膝シリーズ第2弾は『膝関節屈曲制限』

屈曲制限を外側組織と前面組織に分けて講義を行います。

『膝関節外側組織由来の屈曲制限について』
城北整形外科クリニック 三倉 一輝先生

『膝関節前面組織由来の屈曲制限について』
ひぐち整形外科クリニック 奥山 智啓先生

日時:平成28年7月23日(土) 16:00〜
場所:生田病院 リハビリテーション室


講義は、膝関節の機能解剖や屈曲制限に対する考え方、触診・評価を中心に治療につながる内容です。




2016年6月26日日曜日

第108回 滋賀支部定例会 活動報告


  2016.6.25に整形外科リハビリテーション学会滋賀支部の第108回定例会が開催されました。
今回は31名の先生方にご参加いただき、熱気のある定例会となりました!



  内容は、城北整形外科クリニックの加納里紗先生による「膝関節周囲の触診」と秋山整形外科クリニックの小野正博先生による「膝関節伸展制限について」の評価と考え方についてレクチャーと実技を行っていただきました。





  「膝関節周囲の触診」では、今回のテーマである膝関節後内側組織由来の伸展制限に関与する組織について、一つ一つ丁寧な触診を行いました。半膜様筋と腓腹筋内側頭の交叉部の触診は苦戦されている先生方が多かったですが、触れられるようになるまで熱心にトライされている姿が印象的でした。





  また、「膝関節伸展制限について」のレクチャーでは、膝関節後内側組織由来の伸展制限を中心に、詳細な機能解剖に基づいた評価と考え方について具体的に提示していただきました。その中で膝関節後内側組織への運動療法を実施する前提として、後外側不安定性(PLRI)の有無を評価することの重要性が示され、膝関節伸展可動域制限に対する評価の視点が拡がった先生も多くいらっしゃったのではないでしょうか。
 実技では、半膜様筋の内側シフト操作、膝関節伸展時の膝蓋下脂肪体の滑動性向上訓練、MCLの伸長操作を行い、実際にアプローチ後に可動域の変化を出されていた先生方も多く見られていました。




  今回の定例会で特に感じたことは、可動域訓練を実施する際には、単に角度の改善を求めるだけではなく、生理的な骨の運動軌跡が誘導できているかを触診や徒手検査により確認しながら実施していくことの重要性を再認識しました。その評価を正確に行うためには、今回行なった触診技術が重要となり、今後も定例会では触診技術の向上を目指して取り組んでいきます。

 ご参加いただきました先生方、レクチャーをしてくださった先生方、大変お疲れ様でした!次回の定例会は、膝関節屈曲制限をテーマに開催します。来月も多くの先生方にご参加いただけるのを楽しみにしております。


投稿者: 奥山智啓