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2019年3月24日日曜日

第127回 滋賀支部定例会 活動報告

 2019年3月23日、整形外科リハビリテーション学会滋賀支部の第127回定例会が開催され、20名の先生方にご参加いただきました。



 内容は前回に引き続き、手関節をテーマに奥山智啓先生(ひぐち整形外科クリニック)と小野正博(秋山整形外科クリニック)がレクチャーを行いました。


 奥山智啓先生からのレクチャーでは「手関節周囲の筋の触診」として長・短橈側手根伸筋、長母指伸筋、総指伸筋、示指伸筋を触診する上で重要な解剖学的特徴の確認と触診実技の練習を行いました。

 続いて、小野正博が「手関節の機能解剖について」というテーマに、橈骨遠位端骨折症例の運動療法の中で重要となる解剖学的特性と、そこから触診につながる知識の確認をレクチャーさせていただきました。

 橈骨遠位端骨折症例に対して行われる掌側プレート固定術では、方形回内筋の深層にプレートを設置するため、同部位の触診は非常に重要となります。そのため、方形回内筋の触診する上でランドマークとなるWatershed Line(橈骨遠位掌側面の最突出部であり、方形回内筋の最遠位縁となる部位)の触診を行いました。


  今回の定例会でも、詳細な機能解剖学的知識と確実な触診技術の重要性を改めて感じました。

 
次回の滋賀支部定例会は
6月22日(土)開催予定(内容:股関節)です。

詳細はまた滋賀支部ブログやFacebook、Line@にて御連絡させていただきます。
次回定例会もたくさんの先生方にご参加いただけることを楽しみにしています。

投稿者:小野正博