ページ

concept

concept


2019年1月28日月曜日

第126回 滋賀支部定例会 活動報告


 2019.1.26に整形外科リハビリテーション学会滋賀支部第126回定例会が開催されました。

 今回は手関節をテーマに、城北整形外科クリニックの三倉一輝先生による「手関節周囲の触診」と、秋山整形外科クリニックの小野正博先生による「手関節の機能解剖」のレクチャーが行われました








 触診では、手関節の動きの評価や関節操作に必要なランドマークとして、リスター結節、遠位橈尺関節、尺骨頭、尺骨茎状突起、近位手根列(三角骨、月状骨、舟状骨)の解剖学的特徴の確認と触診の実技練習を行いました。







 続いて、手関節の機能解剖のレクチャーでは、手関節の動きを橈骨手根関節(RC関節)と手根中央関節(MC関節)に分けて、それぞれの関節面の形態的特徴を確認しました。また、それぞれの関節における機能解剖学に基づいた拘縮除去のための関節操作の工夫について紹介がなされ、実技練習をしました。






 特に、MC関節の運動はダーツスローモーションが注目されていますが、運動軸の規定が困難な運動となります。そのため、今回は舟状大菱形骨靭帯の付着部・舟状有頭骨靭帯の付着部を通過する舟状大菱形・小菱形骨間関節(STT関節)の運動軸を考慮した関節操作を練習しました。

 普段、行っている関節の操作も関節面の形態や機能解剖学を熟知することで、操作の意識が変わることを実感できました。

 会場の生田病院周辺は雪がちらつく寒い日でしたが、ホットな定例会になりました。
ご参加くださいました先生方、レクチャーをしてくださった先生方、誠にありがとうございました。



次回の滋賀支部の定例会は、

     3月23日(土)16:00〜   の予定です。

詳細は追って、滋賀支部のブログ、Facebook、LINE@にてご連絡致します。
2月の定例会はお休みとなりますので、ご注意ください。

また、3月2日(土)–3日(日)には、関西支部合同研修会が開催されます。
1/31(木)まで申し込みの締め切りを延長しているため、参加をご検討の先生は奮ってご参加ください。



次回の定例会も多くの先生方にご参加いただけるのを楽しみにしております。




投稿者: 奥山智啓