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2016年8月28日日曜日

第110回 滋賀支部定例会 活動報告

昨日、整形外科リハビリテーション学会滋賀支部の定例会が開催されました。

20名の先生方に参加していただき、機能解剖学に基づいた考えをもとに触診・各操作を練習しました。

今回は「前腕回旋制限」、「股関節前方部痛」、「膝関節後方部痛」の3つのテーマで講義をさせていただきました。

1つ目の「前腕回旋制限について」は、秋山整形外科クリニックの小野が担当させていただきました。


時間の都合上、回内制限だけの焦点を当て、回外筋やLCL complexの解剖学的位置関係や回内制限との関連性を確認した上で、各組織の触診と操作の実技をしっかりと練習しました。


2つ目の「股関節前方部痛について」は、城北整形外科クリニックの三倉一輝先生に担当していただきました。

股関節屈曲時の前方部痛の原因の一つとしてFAI(femoloacetabular impingement)があり、病態を導き出すための画像所見や徒手検査といった評価方法の紹介が行われ、触診と徒手検査、軟部組織の操作を実技で行いました。


そして3つ目の「膝関節後方部痛について」をひぐち整形外科クリニックの奥山智啓先生に担当していただきました。
膝関節後方部に位置し、後方部痛の原因となりやすい半膜様筋・膝窩筋について解剖学的走行の詳細を説明していただきました。実技では膝窩筋に焦点を絞り、触診・圧痛所見の取り方・リラクセーションの方法などが紹介されました。


(実技練習の風景)

参加者のほとんどが休憩時間も練習に費やし、しっかり実技練習を行いました。









最後になりましたが、参加された先生方、お疲れ様でした。

次回の定例会は10月22日(土)16:00からです。

※9月の定例会はお休みとなります

内容は「infra-patella tissue」を予定しています。

是非ご参加ください。

投稿者:小野 正博